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分枝状皮斑

定義

主に、体幹、下肢および前腕に発生し、小血管の炎症性変化によって起こる、網状、帯青色の変色を、分枝状皮斑という。寒冷に曝されると増強するが、通常、皮膚が再び温まった後も持続する。変色は毛細管および静脈の大きさおよび血流に依存する。様々な病像を来たす、非常に多様な誘発因子が存在する可能性がある。特に、若年成人および中年女性に発現する、特発性の分岐状皮斑は一部で下肢に潰瘍形成を起こす。また、分枝状皮斑は、リウマチ性関節炎、紅斑性狼瘡、皮膚筋炎または寒冷グロブリン血症のような全身疾患の前徴候であることがある。Sneddon症候群においては、さらに他の動脈血管、特に小脳動脈も侵される。てんかん、半盲またはさらに卒中などの中枢神経系障害が発現する。

同義語

分枝状皮斑, 分枝状脈管炎, 環状皮斑, 分枝状皮膚炎, 多発性網状仮死