検索文字列

🔎

部位別検索

化学熱傷

定義

酸、アルカリ液、セメントおよびフェノールなどの多数の各種物質が皮膚化学熱傷の原因となりうる。そこから起こる壊死の広がりおよび深さは、物質の濃度、接触期間ならびに実際に処置を開始するまでに経過した時間に依存する。酸による腐食は、しばしば境界が鮮明で表在性の凝固壊死を来たす。酸に応じて皮膚は様々に変色し、羊皮紙様の腐食痂皮を生じる。酸損傷は家庭内において、特に小児に起こることが多い。石鹸または石灰などのアルカリ液は蛋白分解を起こし、さらに深部の作用部位に広がることがある。続いて起こる壊死および瘢痕形成を伴う浮腫性紅斑(液化壊死)が発現するまでに、しばしば数時間から数日経過する。アルカリ性腐食は工場において発生することが多い。典型的なアルカリ性壊死は、湿潤セメント中のKneinによって生じる。

同義語

化学熱傷

イメージ

3 この診断のために見つかった画像
部位: 手背, 診断: 化学熱傷 部位: 手背, 診断: 化学熱傷 診断: 化学熱傷