定義内服または局所に使用した医薬品によって起こる、好ましくない皮膚反応。薬疹は、すべての薬剤による皮膚反応のうち最も多い。しょう紅熱型、はしか型または麻疹型、あるいは小丘疹から成る。大きい斑、連環状または旋回状紅斑ならびに網状発疹を認める薬疹はまれである。いわゆる固定薬疹は、薬剤を服用した毎に、同一部位に発現する。急性変化は、淡暗赤色または褐色を呈する、境界が鮮明な紅斑および浮腫である。また、水疱が生じることがある。薬剤投与後に湿疹がさらに広がることがある。一連の抗痙攣薬は偽リンパ腫を誘発することがある。典型的所見は発熱、全身性皮疹およびリンパ節腫脹である。他の型は、蕁麻疹様紅斑型および滲出性紅斑型である。薬剤によるライエル症候群は、滲出性紅斑型薬疹の最も重症型とみなされる。 |
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